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- 30歳以上でもIT業界内の未経験分野に転職したいけど大丈夫?
- 転職の際、会社から求められるスキルってなに?
- 今の実力で内定を頂ける会社があるか不安
この記事はこんな疑問を解決します。
こんにちは、 わいつー(@yyblog_asuyaru) です。
IT業界は常に人材不足です。
IT業界に関する求人は非常に多く、どの企業も人材確保に苦労しています。
とはいえ、企業からすると、採用する人材は誰でもいいわけではありません。
IPA(情報処理推進機構)が発表している「DX白書2021」によると、IT人材を採用する阻害要因として「要求水準を満たす人材がいない」が大きな割合を占めています。

私は現在35歳で、インフラエンジニアとして従事しています。
2021年12月ごろから転職活動を本格的に始め、2022年5月にクラウドエンジニアとして内定を頂きました。
同じIT業界ではありますが、まったくの未経験分野への転職を成功させました。
この記事では「企業はどのようなマインド・行動をしている人材が欲しいか」を解説します。

私が企業の方と実際に面接をし、実際に言われた内容を紹介します!
先に結論をいうと、企業が求めているマインド・行動は以下の3点です。
- 自走力
- マネジメント力
- 自己啓発
【自走力】自分から進んで仕事ができる人は貴重!

「自走力」という言葉に明確な定義はありませんが、「自分で考え、仕事をすすめられる人」のことを言います。
もう少し具体的にいうとこんな人。
- 上司の指示がなくても、チームに必要な業務を行う
- 仕事のやり方を工夫し、適宜効率の良い方法を考える
- 自分で目標を立て、最後まで仕事を完遂できる

こういう人が周りにいるか思い浮かべてみてください。少ないと思いませんか?
企業からすると、中途採用では「即戦力」を求めているため、指示待ち人間は不要です。
面接では以下の内容を話せると、自走力のアピールになります。
- 自分から進んで行った業務は何か
- なぜそれが必要だと思ったか
- その業務を行った結果、どのような変化をもたらしたか
私の場合、こんな経験を面接で話しました。
- テーマ
- 構成管理ツールによる作業の自動化
- 背景
- 現在作業は手作業で行っており時間、コストがかかっているため、作業の自動化が課題だと感じている
- 部署内で自動化処理を実装した経験はない
- 実際に行ったこと
- メーカーからの情報収集、セミナーへの積極的な参加により常に最新情報をキャッチアップ
- 検証環境にて自動化環境の構築および検証を実施
- (簡単な内容ではあるが)検証した内容を本番環境で実行させた
- 行ったことによる変化
- 1つ実績を作ることで、上司を含めたチーム内の自動化に対する重要性が高まった
【マネジメント力】広い視野、折衝力は難しいからこそ強い武器に!

いわゆるプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーという役割は難易度が高く、その経験は他社でも高く評価されます。
また、年収を上げたいのであれば、マネジメント力は必須です。
20代前半~中盤くらいまでは、まだマネジメント経験が浅くても大丈夫ですが、20代後半、特に30代以上のマネジメント経験はほぼ必須です。
メンバー2~3人の少人数でもいいので、プロジェクトマネージャーを経験しておくと、転職活動時には強い武器になります。
私の場合、こんな経験を面接で話しました。
- 仕事内容
- インフラ設備のリプレース&現設備からの移行
- PM経験で苦労したこと(他部門との調整)
- 一部のお客さま通信に影響がある作業だったため、営業部門へ対応内容やスケジュールを伝えたがタイミングが遅かったため炎上
- リスケやお客さま対応に極力協力することで無事に移行完了
- PM経験で苦労したこと(メンバーのメンタル管理)
- 私の他に2名のメンバーと進めていましたが、2名とも各自メイン業務を持っていたため、忙しくなるとネガティブ発言が増加
- モチベーションが下がっていたため「○○さんでよかったよ、ありがとう」などの言葉をかけ、モチベーションアップへ

メンバーのモチベーション向上は「人は話し方が9割」という本の内容を実践しました。詳細は別記事を参照してください!
【書評・感想:人は話し方が9割】人の話を聞くと人間関係を円滑にできる!
【自己啓発】課題を見つけ、自分から進んで勉強することが評価UPへ!

仕事をする上で得られる知識や技術は実について当然。
それに加え、希望する分野の勉強を自ら行っているかが大事です。
企業は「自分で興味をもってスキルアップしようとしている姿勢」をみています。
わかりやすいのが資格取得で、もちろん資格を取得していればベスト。
もし取得していなくても、業務を見据えた勉強をしているかどうかをアピールすることが大事です。
違う分野の資格でも、職務経歴書等に記載しておけば「継続して努力できる人」という印象を与えられます。
私の場合、こんな経験を面接で話しました。
- 対象の資格と資格取得目標時期
- 「AWS クラウドプラクティショナー」という資格を1か月以内に取得することが目標
- 現在はテキストで学習中だが、AWS公式が提供している無料のラボ環境等で実際に触りながら勉強する予定

資格取得のためではなく、業務につなげられる勉強をしよう!
自走力・マネジメント力・自己啓発を意識して仕事をしよう

転職活動においてたとえ未経験分野でも「自走力」「マネジメント力」「自己啓発」をアピールできれば内定の可能性はあります。
なぜなら、未経験であろうと自分から進んで仕事や勉強ができる人は、すぐに戦力になれるからです。
今、転職を考えている方は、ぜひ自分の働き方を思い返し、これからの働き方を変えてみてはいかがでしょうか。

現職での働き方も転職活動の一環です!
この記事を読んでいただいた方の転職活動がうまくいけば幸いです。
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